冨士本眼科冨士本眼科

眼内内視鏡・硝子体手術

今現在での網膜硝子体手術は殆どが顕微鏡下で行われていますが
当院では内視鏡を使った網膜硝子体手術を行っています。
冨士本院長は約30年以上前(開業前)からこの内視鏡手術をいち早く手掛けており
約7,000例(2025年3月まで)の様々な網膜硝子体疾患の手術実績と経験があります。
眼内内視鏡を使ってのメリットは顕微鏡下よりもはるかな視認性、眼底全周の観察ができるため
疾患の見落としがほぼ無くなります。

眼内内視鏡とは?

硝子体手術の際に、照明器具に変えて使用できる極細径内視鏡です。

ポートから挿入した内視鏡で眼内を直接観察しながら硝子体手術を実施します。

眼内内視鏡眼内内視鏡

眼内内視鏡で
何ができるのか?

 

顕微鏡下では物理的に見えない眼を見ることができます。

顕微鏡の死角を見ることができます。

硝子体をきれいに除去することができます。

液空気置換時の視認性をより確保できます。

手術終了前に眼内の全周観察により、剥離・裂孔がないか確認できます。

医原性裂孔を作成せずに網膜剥離手術を行うことができます。

眼内炎の硝子体手術を速やかに行うことができます。

顕微鏡下では「物理的に見えない眼」を見ることができます。

硝子体手術は通常、手術顕微鏡下で行われますが、手術顕微鏡では眼内がよく見えないことがあります。

角膜混濁、角膜浮腫、前房出血
人工水晶体の患者
小瞳孔の患者
目に外傷を受けた患者等

▼眼内内視鏡を使用すれば

これら全ての症例で眼内を観察することができます。

眼内内視鏡

顕微鏡の死角を見ることができます。

手術顕微鏡では視野が限られ、レンズを使用したり強膜を圧迫したりしても鋸状縁付近までしか見えません。

▼眼内内視鏡を使用すれば

顕微鏡の死角(毛様体扁平部や虹彩裏面など)を含め、眼内全周を観察できます。

ポート付近も観察でき、術中に生じたトラブルを確認することができます。

眼内内視鏡

硝子体をきれいに除去することができます。

固定された顕微鏡下の手術では・・・

硝子体と灌流液を見分けるのが難しい場合があります。

死角部分に硝子体の取り残し。

▼眼内内視鏡を使用すれば

視野の角度は自由なため判別が安易です。

硝子体の取り残しを確認し除去することが可能です。

眼内内視鏡

液空気置換時の視認性をより確保できます。

網膜剥離の症例では、レーザー光凝固のために眼内の灌流液に換えて空気を注入する過程にあり、後膜裏面への水滴付着等により顕微鏡の視認性が悪くなります。

▼眼内内視鏡を使用すれば

液空気置換時及び、空気下の眼内でも視野が確保されます。

空気下でも取り残した硝子体を除去できます。

内視鏡下で容易にレーザー治療を行えます。

眼内内視鏡

手術終了前に眼内の全周観察により、剥離・裂孔がないか確認できます。

手術終了時に顕微鏡の死角部分に剥離や裂孔などがあった場合、これを見逃したまま手術を終えてしまう可能性があります。

▼眼内内視鏡を使用すれば

手術終了前に眼内全周を確認することができるので、術中に生じたトラブルを回避できます。

再手術の確率を減らすことができます。

眼内内視鏡

医原性裂孔を作成せずに網膜剥離手術を行うことができます。

裂孔原性網膜剥離の治療では、網膜下液を排出する必要があるが、網膜下液は重力で視神経付近に移動する。裂孔が周辺部にある場合は、ここからの排液が難しく、人為的な裂孔(医原性裂孔)を作らなければなりません。結果、視野欠損が生じる場合があります。

▼眼内内視鏡を使用すれば

患者の頭の位置を変えて手術を行うことができます。

医原性裂孔を作らず、元の裂孔から排出することができます。

眼内内視鏡

眼内炎の硝子体手術を速やかに行うことができます。

眼内炎をきたした場合、角膜混濁やフィブリン膜の発生により、前房の透明性が悪くなる。この状況では顕微鏡による手術は困難なため、症状が改善されるまで手術を行うことはできません。しかし、前房の症状改善を待つ間に眼内の絵印象が悪化してしまう可能性があります。

▼眼内内視鏡を使用すれば

前房の透明性にかかわらず手術を行えます。

即座に硝子体手術を実施することができ、眼内炎の悪化を防ぐことができます。

眼内内視鏡

眼内内視鏡によるENGENUITYとのコラボレーション硝子体手術

DATAFUSION
全てのデータを1か所に

CONSTELLATION®との統合により多くの術中パラメータやシステムパフォーマンスの詳細情報をリアルタイムに表示。今までも現在も白内障や網膜硝子体手術は殆どが顕微鏡下で手術が行われています。
この世界初のHDRビデオカメラ搭載型映像システム(ENGENUITY)に眼内内視鏡の画像を最新の画像改善装置(MIEr)で高画質化し大画面に表示させる事により、病巣(炎症部)や疾患の見落としが軽減されより多くの情報が得られます。
また、画面を2分割にして内視鏡と術中診断画面等が表示できるため、治療に最適な処置が行えます。この手術法は国内でも最先端の網膜硝子体手術となります。

NGENUITY® 3D ビジョンシステム
NGENUITY® 3D ビジョンシステム
NGENUITY® 3D ビジョンシステム
NGENUITY® 3D ビジョンシステム
NGENUITY® 3D ビジョンシステム
NGENUITY® 3D ビジョンシステム
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画面分割機能で内視鏡画面、
術中診断画面等が表示され、最適な意思決定が可能。